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とどけMahalo! アメリカ本土便り

ウイスコンシンで独り言 僕らの住むコンド

ウイスコンシンで独り言 僕らの住むコンド

 自分達はウイスコンシンでもハワイ同様にコンドに住んでます。コンドに住む利点はコンドの住民以外の出入りがなく、自分の部屋以外の庭の世話や屋根などの心配をしなくてもいいことです。それとドアの鍵をかければ、何か月も留守にできるのは有難いです。我々の住むコンドは寝室、浴室がそれぞれ二つづつあり、室内面積が1500スクウェアフィートとかなり広いです。この建物は3階建てで一階が冷暖房のある駐車場で、その上に我々の住む各部屋があります。この建物の部屋数は18軒でハワイのコンドに比べれば少ないので、住んでいる人とはすぐ知り合いになります。 

 

コンドの住民 

 このコンドに住む人は以前は家に住んでいた人がほとんどで、庭の手入れや家の外回りの世話が年齢の関係でできなくなった人や、配偶者を失くした人も多く、一人暮らしの人がほとんど。年齢は70歳後半か80歳前半の住民が多く住んでいます。コンドの入口から自分の部屋まで全く段差がなく、エレベーターで出入りができるので、年配者や階段の上り下りの辛い人にはもってこいです。それと郵便箱が建物内にあり、冬の寒い日や雨や雪の日にはありがたいのです。 

 

月140ドルの管理費 

 管理費はどこのコンドでも同じように、エレベーターの定期検査、修理、共有地域の電気水道費、建物の維持管理、保険などで月140ドルですが、建物の簡単な維持管理や建物の木々の剪定は住民自身がする自治管理だからです。自分も入居してから、通路の電球の変換や、共同区域の簡単な塗装、清掃、建物の周囲の灌木の剪定、リサイクルビンの出し入れなど手伝っています。 

 ハワイにいた頃、コンドの管理費を住民参加でもっと節約できるのではと、コンドの所有者会で役員になっていろいろ提案をしましたが、あまり受け入れられませんでした。 

 今住むこのコンドでは簡単な維持管理は住民達でしています。修理などが必要な場合も住民の知り合いで安価でしてくれる人を探し、維持管理されています。特に長年住むAさんご夫婦を中心にして建物の維持管理がされていて、何か建物に問題があれば相談し、Aさんご夫婦があたかも管理人のような役割を担っています。まさに頼れるご夫婦ですが、いつかAさんご夫妻が管理できなくなった時にどうするのでしょうか? 管理費を安く抑えるには、どこかで献身的に奉仕する人があればこそ成り立っているのです。これはどこの社会でも同じではないでしょうか?

とどけMahalo! アメリカ本土便り No.81

大井貞二(おおいさだじ)

1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。

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