ウイスコンシンで独り言 コロナ感染の収束はいつ
大なり小なりこのコロナ感染では皆さんも憂鬱になっているのではないでしょうか? 自分の周りでもいろいろ制約があったり、家にいることが多くなり、運動不足や過食で体重過多になる人もいるようです。そんな中、先日地元の新聞で「このコロナ禍の収束はいつか」という、ちょっとばかり嬉しい記事が載っていました。
予想は所詮予想ですが、こうした予想をするようになったのも、ワクチン接種が始まったことにあると思われます。それとワクチン接種で感染拡大が弱まっているようなので、ちょっと甘い見通しもしてみたくなります。この記事では“早ければ:7月末、慎重に予測するなら:9月初め”となっていました。
もちろん、不確定要素は多々あるものの、その根拠は6月末までに自分が住むウイスコンシン州の80%の成人へのワクチン接種が行き渡ると推測しています。それでワクチン接種効果が表れるのに2週間から5週間かかると医療関係者は考えているので、早ければ7月末で、ちょっとずれ込んだとしても9月初めには収まるとの推測です。
その記事によると、心配されるのは、まずワクチンの安定した供給が大切で、そのワクチンが要所要所へ順調にワクチンが分配され、すばやく接種されなければならないということです。
このワクチンがどのくらい効き目があるのかはまだ分かっていないようですし、イギリス、ブラジルなどで発見されたコロナの変異種は伝染しやすく、ワクチンが効かない可能性もあります。それと、ワクチン接種者に抵抗力がついても、ウイルスを保持していた場合、それを他の人に感染させてしまう可能性も懸念されます。
今まで経験したことのないこのコロナ感染で不安であるのは誰しも同じだろうと思いますが、ワクチン効果で少なくとも感染拡大に歯止めがかかり、一息つけることを切に祈ります。あわよくば、ワクチン効果で収束に向かい、この夏には警戒しつつも久しぶりのレストラン巡りしたり、気楽に外出ができ、人とも距離を保ちながらでも会って話ができるようになり、2019年にはしていた普通のことが普通にできるといいと思います。
このコラムが掲載される日(2月17日)には、自分達は2回目のワクチン接種の予定です。1回目の接種では心配されたワクチン反応が、接種を受けた腕のこわばりが翌日に少しあった程度で妻も自分も大丈夫でした。聞くところによると、吐き気とか発熱とか頭痛などが起きる人もいるようです。自分の周りではひどい反応にあった人のことは聞きません。
ハワイの皆さんもワクチン接種が行き渡り、いろいろ不安要素はあっても、世の中が快方へ向かうことを祈るばかりです。
とどけMahalo! アメリカ本土便り No.95
大井貞二(おおいさだじ)
1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。
シェアする