年始こそ、身の回りをスッキリさせよう
新しい年が始まりました。いつもお読みいただいているみなさま、ありがとうございます。
今年もみなさんの生活に役立つ生活の知恵をお届けできたらと思いますので、引き続き、どうぞよろしくお願い致します!
ハワイにいると、年末に一年の締めくくりをするというよりも、新年を華やかに迎えるという印象が強いでしょうか。年末大掃除をした方も、特に何もしなかった方も、今月は、身の回りをスッキリさせてみませんか。
身の回りというのは、自分が生活する空間はもちろん、車や、いつも使うバッグなどの持ち物も含めて考えてみてください。それらの空間や場所は、散らかっていたり、ほこりが溜まっていますか。それとも、ピカピカに磨かれているでしょうか。ここでは、目の前にあるものや空間に対して何を感じるか、を理解することが目的なので、綺麗か汚いかをはっきりさせる必要はありません。
観察する時には、その空間や物に、特定の意識や執着が無いかどうかを意識してみてください。例えば、気だるい空間だな、と思ったとします。なぜそう感じるのか、物理的な原因なのか、感情の影響なのかを探りましょう。この時は、目を閉じてゆっくりと呼吸すると感覚を掴みやすいかもしれません。もし、物理的な何かに原因がある場合は、家具の位置を少し変えてみる、あるいは家具を磨いて、気持ちを一新してみるのも良いでしょう。
人は、生活の中で他人からの影響を受けています。これは、あまりにも当たり前なことですから、つまらなく聞こえるかもしれません。しかし、他人の価値観が自分と同じだとは限りませんし、その当時は共感できた価値観が、今の自分と一致するとも限りません。気づかないうちに、私たちは色々な感情を溜めて生活しています。ですから、新しい年と一緒に、今抱えている不要なものを一度全て取り除くことをお勧めします。
物理的な原因で感覚が鈍るのであれば、一度手放すなど、自分の身の回りに不要なものが無い状態を作ることができたら理想です。感情は目に見えませんが、キッチンの生ゴミが溜まっていたら、誰でも片付けたい、という感情が湧いてくるはずです。
感情に対しても同じように、定期的にスッキリさせると良いでしょう。もし、物と空間の整理に満足感がある場合は、心の中も観察してみてくださいね。心は、成長の過程で貯めた感情を今でも持っている場合が多いです。
新しい年、みなさんが足取りを軽くスタートできますように。
幸せ修行 No.232
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。