日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

コラム とどけMahalo! アメリカ本土便り

ウイスコンシンで独り言 ワイキキのアパート

 今年の冬もハワイへやって来ました。借りたアパートは今年もワイキキのアパート。私達の住むウイスコンシンからのフライトは雪のために遅延となり、結局一日遅れで出発し、経由先のアトランタではホノルル行きの便を逃してしまいました。それで航空会社の係り員がいろいろ代替え便を調べてくれ、違う航空会社(ハワイアン航空)でなんとかホノルル空港にたどり着いた時には夜中になってました。ウイスコンシンは早朝(ハワイでは深夜)に出発していたので、ちょうど丸々一日かけてたどり着いたことになります。夜更けに着いたにも関わらずアパートの管理人はアパートの敷地で待っていてくれました。

 私達が選んだこのワイキキのアパートは、古い建物なので、その分部屋が広く600平方フィートくらいあると思われました。寝室はダブルベットを二つ置けるほど大きく、居間もゆったりと広く、クローゼットは日本の浴室くらいの大きさで、何十着もの衣類を収納できて、台所も二人が調理できるほど十分な大きさでした。

まちまちの家具や台所用品
 ただ建物が古いので、少し窓やドアが開閉しにくかったり、開閉時にきしむ音がしたりしました。また部屋の家具やカーテンなどのデザインや大きさがまちまちで一貫性がありませんでした。台所用品でも皿や鍋やナイフ、フォークなど、形や大きさがいろいろ、コーヒー茶碗もお揃いでなくて一つ一つが異なってました。また、ラーメンやうどんを作りたくてもちょうどいい大きさの器がなく、一人分の麺とつゆをサラダボール二つに分けて入れたりしました。さらに、テレビのリモートコントロールは癖があり、音量やチャンネルを替えるのにちょっとコツがいり、慣れるのに時間がかかりました。

焦げ癖のついたフライパン
 容器の不ぞろいは別として、包丁の切れ具合が悪いのは予想していたので、自分達の物を持参しました。それからフライパンは油でゴテゴテになっていて、ひどい焦げ付きがあり、使い始める前にまずそういった焦げを取り除かなくてはなりませんでした。まずフライパンを水につけ、焦げ付きを辛抱強く取り除くのですが、私達がこうして折角きれいにしたフライパンも、次に来る人がまた元通りの焦げ癖をつけるのでしょう。ただこの台所の火力はガスなので、調理が早くできるのでありがたかったです。

国際色豊かなアパート
 ワイキキは騒々しい面はあっても、バスの便が多いので買い物や観光などには便利で地の利がありました。このアパートは海側か山側かで日射とか騒音でかなり違いがあり、今回は山側の部屋だったので、(比較的)静かで、涼しかったです。このアパートに毎年やって来る人はアメリカ本土やヨーロッパなど広範囲で、建物を管理する人達はスペイン人(事務)、ブルガリア人(修理)、ベトナム人(清掃)と多種多様、いろんなアクセントの英語が聞かれました。

とどけMahalo! アメリカ本土便り No.175

大井貞二(おおいさだじ)

1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。

シェアする

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram