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デジタル版・新聞

コラム 来夏の映画観ようよ

【来夏の映画を観ようよ】トップガン マーヴェリック

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 以前、宮城県の松島基地航空祭にブルーインパルスを見に行った。アクロバット飛行チームのことで、日本にもそんな部隊があったのか、と興味が湧いたのだ。

 トップガン”―それは、アメリカ海軍の中でもごく限られた優秀なパイロットだけが所属するチームの名称。とあるならず者国家の脅威に対し、困難な任務に直面していた海軍は、型破りだが天才パイロットで有名なマーヴェリックを呼び出し、若くて血気盛んな訓練生の教官になるよう命ずる。彼は、上官とぶつかり、訓練生達をまとめるのに苦労しながら自分なりの方法で高度な技術を彼らに模擬戦で叩き込み、共に不可能に近い任務に臨むことに。

 舞台は海軍でありながら、任務内容は相変わらずインポッシブルマーヴェリックを演じるトム・クルーズには、さすが!と感嘆する。所々に前作を彷彿とさせるシーンや80年代テイストが盛り込まれており、懐かしさが込み上げるものの単なる懐古主義に終わらず、あれから主人公がどんな人生を過ごして来たのかが容易に伝わるようになっている上、上空での訓練、実戦シーンはとてもリアリティがあり、どれだけのG(重力)が襲い身体に負荷がかかるのか、その壮絶さを疑似体験したような迫力で、前作を知らない世代も十分楽しめるはず。軍においてAI技術が進み、将来的にパイロットなど必要なくなるだろう、と上官が言い放った際に、ああ、なんと時代は進んだのだろうと現実を突きつけられたと同時に、映画を観ると、やはり経験値、テクニックを積んだ熟練の操縦士は必要じゃないかとも思わされた。もちろん、争いが起きないのが一番だが。それにしても、バイクに乗っているトム・クルーズが恰好良過ぎて、ああ、自分も後ろに乗せてもらいたい、とときめいた。

 松島ではブルーインパルスの飛行後に長蛇の列が出来ており、何事かと見に行くとパイロットがファンに丁寧にサインを書いていた。確かに、これだけの技術を持ったエリート操縦士はアイドルのような憧れの存在だろうと納得した。

●加西 来夏 (かさい らいか)

映画は年間100本以上視聴、訪問国は39ヵ国~の旅する映画ラヴァー/前作から36年…待望の、待望の続編ということで公開初日朝から老若男女問わず混んでいました。期待を裏切らない面白さ!

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