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デジタル版・新聞

コラム マスコミ系働き女子のひとりごと

令和の御結婚の行方

7月に丸の内の某企業の取材時に撮らせてもらった一枚。皇居が一望でした

自民党の総裁選挙も、嵐の櫻井&相葉のW結婚のニュースも押しのけて、日本中が今1組のカップルの行方に注目しています。秋篠宮家の長女の眞子さまの御結婚です。

淡いグリーンのワンピース姿の眞子さまの婚約発表から4年。結婚の延期や婚約者の突然のNY留学、そして眞子さまが嫁ぐ婚約者一家の借金問題…。この9月末に婚約者がNYから3年ぶりに帰国すると、日本の夕方のニュースは彼が成田空港に着いた瞬間から速報し、やれ抗原検査が終わった、やれ横浜の実家に車で向かったと一挙手一動をリアルタイムで報じました。

 

いつしか批判の矛先は

お祝いムードはこの4年間で少しずつ変化しました。最近では週刊誌やネットのニュースに公然と過激な見出しが躍るようになりました。それも批判の矛先は婚約者から、皇室のプリンセスへ変わりました。

以前は婚約者一家の借金問題がターゲットでしたが、9月16日号の週刊新潮の見出しは「『眞子さま』〝暴走婚〟で『皇室崩壊』」、同じ日に発売の週刊文春は「〝婚約〟前から小室家通い、眞子さま暴走婚の全内幕」。週刊誌の見出しの主語が「眞子さま」となり、一週刊誌が皇室を今風にいうと「ディスる」状況。〝暴走婚〟の言葉も平然と登場し、いつから日本はこうなってしまったのかとただ悲しい状況です。

日本に生まれて40数年。当たり前のように存在しその是非を深く考えたことのない天皇ご一家ですが、大部分の国民は慈父や慈母のような清らかなものを皇室に求めていると感じます。

 

心に沸いた不思議な感情

今から10年以上前、会社を出て娘の保育園のお迎えに急いだ矢先、大手町の信号がなかなか青に変わらないことがありました。「変だな」と思っていると、目の前を一台の車が通り過ぎ、窓から美智子皇后(当時)が手を振っていました。

胸の奥が一瞬で熱くなり、目頭が熱くなるような、温かな感情が沸いたのが忘れられません。記者の仕事柄、たくさんの有名選手や芸能人に接してきましたが、その誰とも違う空気感や眼差しに射抜かれたよう。自分の心にこんな感情が沸くことに驚き、しばらく茫然としました。

日本中が大注目の世紀のロマンスの行方は…?

皇室とポニーテール

母子家庭に育った眞子さまの婚約者は日本国内で英語を学び、NY州の弁護士資格を手に入れる寸前です。20代の野心家の青年の経歴としては超一流だと思いますが、これに国民が天皇家に抱く幻想が重なると、猛烈な批判を浴びるのです。皇室≠借金、超コンサバ派≠男性のポニーテール、まさに正反対のものが掛け合わさり、日本人全体が無条件にアレルギー反応を起こしています。

 

時代の証人として見守る

ここにきて、宮内庁から眞子さまが10月26日に皇籍を離れて御結婚し、同日に会見を行うと発表がありました。そして眞子さまは一連の結婚騒動で「複雑性PTSD」となり、心が不調をきたてしていると。折しも動画配信サービスの「Netflix」で英国のエリザベス女王の人生をドラマ化した「ザ・クラウン」を見ています…。時代とともに変化する王室やその役割が興味深く描かれています。

この御結婚が先々どのように語られるのか。今は時代の証人となるべく、御結婚の流れを静かにしっかり記憶したいと思います。

東京・大手町発 マスコミ系働き女子のひとりごと Vol.39

(日刊サン 2021.10.09)

竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。

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