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コラム マスコミ系働き女子のひとりごと

【竹下聖のラグビーコラム】ラグビーW杯開幕! GO ジャパン、GO アマト!

 日本中が熱狂した自国開催のあのラグビーW杯から4年。2023年フランス大会がいよいよ98日に開幕しました(開幕戦は日本時間9日午前415分)。故障者続出のジャパンは、紆余曲折の末、代表メンバー33人が828日にようやく決定。前回のベスト8以上の高みを目指す桜戦士たちに声援を!

大丈夫? 不安抱えた日本チーム

 さぁ、4年に1度のラグビー界最大の祭典が幕を開けました。前回大会以上に盛り上がりたいところですが、日本はラインアウトの要のロック(LO)陣に故障者が続くなど、チーム状態が不安定なままで、強化試合は15敗。85日のフィジー代表とのテストマッチでは、外国選手の精神的まとめ役のフランカー(FL)ラブスカフニがレッドカードで一発退場。3試合の出場停止となり、W杯本番の最初の2試合にも出場できなくなるなど、大きな不安要素となりました。

地元からラグビー代表誕生

 そんな中、我が推しの世田谷ホームのブラックラムズ東京(元リコー)からは、W杯4大会ぶりに日本代表が誕生。トンガ出身で大東文化大で活躍したアマト・ファカタヴァがメンバー入りを果たしました。

 アマト選手は実は双子で、チームにはそっくりな兄のタラウ・ファカタヴァも在籍。20歳のときに2人揃ってラグビーの強豪の大東文化大入学のために来日し、卒業後は同じリコーに入団。仲の良さはチーム内でも有名です。

トンガから来日した双子の兄弟

 人口10万人のトンガに生まれ、10代でラグビー王国のニュージーランドの高校に一緒に留学。その後日本に渡ったのも父親を早くに亡くし、家族を助けるためだったといいます。

 2022年シーズンにリーグワンで全16試合にほぼフル出場すると、身長195センチ、118キロの大柄な体格ながらスピードと力強さを兼ね合わせたプレーが日本代表のジョセフヘッドコーチの目にとまり、今年6月の代表合宿に初招集。彗星のように日本代表に現れたアマトにラグビーファンは熱狂しましたが、国内での強化試合の最終戦で足首を負傷。815日にあったメンバー発表からは漏れていました。

復活メンバー入りを信じて

 私も当初はかなり落胆しましたが、奥様のエミリーさんが投稿するSNSでは、アマトが1歳の息子に手をひかれ階段の昇降をし、必死に回復を目指す姿が。自然と目頭が熱くなりました。

 33人のメンバー外のバックアップ要員という複雑な立場で最終合宿地のイタリア入りしたところで、チーム内の負傷者と入れ替わる形で、メンバー入り。逆転で栄光のキャップを手にしました。テレビのインタビューでは「強烈なタックルを決めればファンが喜んでくれると思う。W杯に出場できたら大きなチャンスだし、とても特別なこと。ベストを尽くしたい」と優しい、ささやく様な英語で答えていました。

家族も一躍フランス入り

 土壇場での代表入りに、今奥様のエミリーさんはフランス入りに向けバタバタと準備をしている様子。家族がパパの雄姿をスタンドから見届けられるよう願わずにはいられませんね。

選手一人ひとりに物語

 様々な汗と涙のドラマを背負った代表33人が手にした桜のジャージ。前回コラムで紹介した早稲田大からは5人が代表入り。帝京大出身の7人に次ぐ多さで、22歳の若き司令塔SO李承信も朝鮮学校出身として初めてメンバー入りしました。

 8日のホスト国フランス対ニュージーランドの試合で開幕し、日本は10日の初戦でチリと闘います。フランスと時差はありますが、1戦も見逃さず応援する覚悟です。

東京・大手町発 マスコミ系働き女子のひとりごと Vol.61

(日刊サン 2023.9.8)

竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。

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