みなさん、こんにちは。以前に、打ち身や捻挫の症状に役立つ打撲ブレンドをご紹介したと思うのですが、実はこれが思いのほか、我が家で役立っているのです。今までは、ほとんど娘が使うことが多かったのですが、息子もスポーツを始めるようになったのと、二人ともただ家にいるだけなのに動きが激しい子供達で、ぶつけてあざができるということは、日常茶飯事です。
まあ、その程度だったら良いのですが、痛みが数日続くとなると、生活にも多少は支障をきたしますし、本人も不快だと思います。そんな時は、打撲ブレンドを患部に朝夕2回ほど塗布すると、格段に治りが早くなると実感しています。
さて、その打撲ブレンドの私のレシピはペパーミント、ローレル、ラベンダーです。本当は、ヘリクリサムという精油を使いたいのですが、こちらもなかなかお値段のする精油なので、常備はしていません。
では、このヘリクリサムとはどのような精油なのでしょうか。本日は、ヘリクリサムの精油についてお話ししたいと思います。
もしかしたら、イモーテルという名前で聞いたことがある方もいるかも知れませんが、ヘリクリサムは、イモーテルの学名です。ヘリクリサムの精油は、キク科のお花から採取されます。香りは、カモミールなど同じキク科の植物にわりと似た感じで、フローラルな香りでありながら、スパイシーさやハーブ系の香りも兼ね備えているという、なかなか深い香りです。そして、あまり一般には知られていない精油なのに、実は香水や、化粧品などにも幅広く使われています。
なぜ打ち身に効果があるかと言うと、まず、鎮痛作用、炎症を緩和させる作用があります。そして、このヘリクリサムには、血液の流れをよくする効果があり、あざやこぶをできにくくしてくれるんです。
打ち身や捻挫は、応急処置の速さも大切です。まずは、素早く冷やしましょう。その際に、氷水にペパーミントの精油を垂らします。もちろん、ここでヘリクリサムを使っても良いのですが、この段階では、クールダウン効果のあるペパーミントでも十分です。そして、その後の継続的なケアとして、ベールになる植物性オイルにヘリクリサムを加えたブレンドオイルを作り、患部に塗布します。この時、怪我をした直後でまだ痛みがある場合には、マッサージはせずに塗布するのみとしてください。部分的にのみ使用するということを前提に、濃度は10~20%くらい(肌の弱い人や、子供、お年寄りには濃度は低めで)にしても良いでしょう。その際、必ずパッチテストを行なってから使用するようにしてくださいね。
アロマのある生活 No.217
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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