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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 シニアの医療保険
メディケアが提供されるのは65歳からですので、一般の方は65歳に退職するとグループの健康保険がなくなり、個人でシニアの医療保険に加入しなくてはなりません。
メディケアは政府が提供していて、パートA(入院)とパートB(メディカル)がありますが、10年以上税金を納めていれば、パートAは無料で、パートBは2023年の月保険料は$164.90からとなっていて、2年前の税金申告を基に、保険料が設定されます。
この両方が揃ったら、一般の方は
①政府が提供するオリジナルメディケア+パートD
②保険会社が提供するメディケア・アドバンテージ(パートC)
メディケアに加入後、薬のカバレッジが必要となりますので、保険会社が提供しているメディケア・アドバンテージの薬付きプラン(パートC)に加入すれば、パートA+パートB+パートDがすべて含まれています。保険料は毎月$0~$104(2023年PPOプラン)です。
メディケアから離れて、パートCに加入するので、メディケアカードは一切使用しないことになります。
保険会社のパートCのプランは毎年最高自己負担額が設定されていますので、設定されている金額に達したら、残りは保険会社が面倒をみてくれるので、安心です。
オリジナルメディケアではパートBの医療サービスの自己負担が常に20%で、無制限にかかりますので、その他の保険を持っていない方は病気がちになると治療費が大きな負担になります。
これにはドラッグのカバレッジが無いので、保険会社のパートDのプランに加入する必要があります。薬のプランの保険料は毎月$5.80~$106.40(2023年PPOプラン)です。
65歳になったら、薬のカバレッジが義務付けられていますが、ご存じない方が多いようで、元気で薬要らずの生活をしているので、必要ないと思っている方は65歳過ぎてから薬のプランに加入しようとするとペナルティがかかり、一生涯ペナルティを払い続けることになりますので、気を付けましょう。
オリジナルメディケアの追加としてメディケアサプリメントに加入することが出来ます。
保険料は年々値上がりして、年齢によって保険料が設定されます。会社の保険がなくなる際に加入すれば、メディカル査定がありませんが、何年か経ってからの
申請にはメディカルの査定がある為、加入出来ないことや保険料が高くなることがあります。
カバッレジの大変良いプランですが、このプランには薬のカバレッジが付いていないので、別に薬のプランに加入することになります。
(日刊サン 2023.10.4)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]