今回は保険の見直しについてです。何年も前に生命保険に加入し、自分の生命保険の保障が95歳まであると思っている方、是非見直しを検討してみてください。実際アップデートの設計書をリクエストしてみると、80代で保障がなくなるようなタイプもあります。忙しさに流されず、時間を作って、健康なうちに見直しをすることをお勧めします。

　保障が95歳まであると思ってそのまま保険料を支払い続けていると、実際80代で保障が終わってしまってもその後存命だった場合、今まで支払った保険料は無駄になってしまいます。高齢になり、見直しをして保険を変えようと思っても、健康状態によっては加入できなかったり、クラス分けで健康体でなくなれば高い保険料を支払わなくてはなりません。

　出来れば、頻繁に見直しをして、現在の保険を持ち続ける価値があるかどうか確認しましょう。

　別のケースとして終身の生命保険に加入をして、途中で保険料の支払いをしなくて良いと言われて、支払いを止めていたケースです。毎年送られて来る明細書には、キャッシュバリューから支払われていることが、見直しにより解ることがあります。保険料を支払わず、キャッシュバリューが底ついてしまったら、保障が無くなってしまいます。この方はすでに高齢になられていましたので、残りのキャッシュバリューを渋々受け取りました。

　がん保険などは昔加入なさった方は見直しすることにより、アップデートされたカバレッジの良いプランを見つけることができるかもしれません。

　最近では2～3人に1人の割合で、何かしらのがんと診断されると言われます。がん家系の方は確率が高くなりますので、手遅れにならないうちに加入をお勧めします。私の周りでがん保険を持っていない方が罹患しましたが、骨髄がんで、2年間の治療費は莫大でした。

　シニアの医療保険には自己最高負担額が設定されていますので、設定されている金額まで支払えば、残りは保険会社が面倒を見てくれますが、薬代は含まれていません。保険の見直しは経費の削減にもつながります。