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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 65歳になる前のチェックリスト
もうすぐ65歳になる方は次のような準備を始めましょう。
状況により異なりますが、65歳の3ヵ月前からメディケアのパートA及びパートB、あるいはパートAのみの申請準備を始めて下さい。お誕生日の前の月にメディケアカードや手紙が届かなかった場合、薬付きメディケア・アドバンテージ(パートC)の手続きが遅れますので、気を付けましょう。通常メディケアの手続きには4~6週間かかります。
老後アメリカで暮らす方は長期介護保険に加入すべきかどうか決める時期でしょう。この時期に加入手続きをすれば、保険料もそれほど高くないのですが、70歳を過ぎるとメディカルの査定が生命保険以上に厳しいので、加入が難しくなります。
ソーシャルセキュリティの年金をまだ受け取っていない方はいつ受け取り開始を始めるか検討する時期です。受け取り出来る時期は62歳から70歳までです。手続きしてから、生きているが限り受け取ることが出来ますので、慎重に時期をお選び下さい。
年間収入や資産の少ない方には エクストラ・ヘルププログラムがあり、お薬のヘルプを受けることができるかもしれませんので、65歳の時期に申込書類が届くと思われますが、届かなければ、
メディケアの事務所にお尋ね下さい。
シニアになると転んでけがをする方が増えてきていますが、救急車で運ばれ、検査した結果次第では、病院やリハビリセンターに予想以上に長く滞在することになります。スーツケースなどに滞在中必要な一式を、前もって用意しておくと、届ける方も届けられる方も安心です。配偶者や同居人がいても、なかなか思い通りに一式を揃えることは大変です。
法的文書の準備
万が一のことを考えて法的文書も準備しておかないと、親戚や周りの友達に迷惑がかかります。重要書類、主治医、緊急連絡先、ファイナル費用としての2万ドル程度の預貯金の準備、或いは生命保険に加入しましょう。ハワイに近親者のいない1人暮らしの方は、日本の連絡先など前もって色々な準備をして、お部屋のわかりやすい場所に置いておきましょう。
ハワイの物価は年々値上がりしています。現在持ち家のない方は早めにシニアハウジングの手続きをお勧めします。場所によっては収入の30%で入居出来る所がありますので、現在の家賃と比べてみて、申請する価値があれば、手続きをお勧めします。
(日刊サン 2023.8.30)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]