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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】アメリカの健康保険
メディケアが提供されるのは65歳からですので、一般の方は65歳前に退職するとグループの健康保険がなくなり、個人で加入しなくてはなりません。
元気な方にとって、健康保険料はもったいないと思うかもしれませんが、大病したらアメリカの医療費は大変高いので、自己破産になることもありえますので、ご注意ください。
保険会社のプランは毎年最高自己負担額が設定されていますので、設定されている金額に達したら、残りは保険会社が面倒をみてくれるので、安心です。
65歳になったら、メディケアに加入することができますが、オリジナルのメディケアでは医療サービスの自己負担が常に20%で無制限にかかりますので、注意が必要です。65歳で薬のカバレッジも義務付けられていますが、ご存じない方が多いようです。
メディケアに加入後、薬のカバレッジが必要となりますので、保険会社が提供しているメディケア・アドバンテージ(パートC)に加入すれば、パートA+パートB+パートDがすべて含まれています。保険料もお手頃で毎月$0~$127(2022年PPOプラン)です。
この他に軍のTRICARE FOR LIFEやフェデラルのプランを持っている方もメディケア・アドバンテージ(パートC)に加入することにより、今までより多くのベネフィットを利用することができます。
65歳前に退職する場合、従業員が20人以上の会社であれば、コブラが提供されますので、18ヵ月間は今までの保険を自分で保険料を支払って、持つことができますが、保険料は高いですね。
65歳になる時、従業員が20人以下の会社で働いて健康保険を持っていても、メディケアのパートAとパートBの申請が必要になりますので、確認しましょう。
会社によっては退職者向け健康保険を提供していますが、オリジナル・メディケアの加入が必要です。パートBの加入すべき時期に加入手続きをしないとペナルティがかかることがありますますので、ご注意ください。
シニアの医療保険の内容は毎年変わりますので、面倒でも毎年見直ししましょう! もしかしたら、新たな発見があるかもしれません。
(日刊サン 2022.6.29)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]