今さらながら、コンブチャにハマっています。コンブチャといっても昆布茶ではなく……というのももう古い言い回しになってしまったほど、ポピュラーなものになったコンブチャ。紅茶キノコとも呼ばれ、微生物を紅茶や緑茶の中で発酵させたもの。すっぱい独特の風味と微炭酸が特徴で、腸内環境を整えたり、善玉コレステロールを増やしてくれたりと健康によいものとして人気を集めています。

　コンブチャは、ホールフーズなどの「健康志向」のスーパーはもちろん、コストコなどでも売られています。フルーツを中心にたくさんのフレーバーがあり、まるでジュースのように飲みやすいものもあります。マンゴーやパイナップルといったトロピカルなフレーバーは、ハワイの毎日にぴったり。ラナイでコンブチャを飲みながら南の島での一日を始めることができたらどんなに素敵でしょう。

　私は最近、朝起きた時に胃腸の疲れを感じたことをきっかけに、朝ごはんをコンブチャに置き換えています。胃のあたりの重たい感じがすっきりして、なんだか健康になった気分。今のところダイエット効果は感じていませんが、続けていくと体重減少の効果も見込めるのだとか。微量ながらアルコールが含まれているので、アルコールにとても弱い方にはおすすめできませんが、ぜひ試していただきたい一品です。

　私はどうも雑な人間なので、あまり食べ物の質に気を配ることもなかったのですが、コンブチャを買うようになってから、オーガニックのものに目を引かれることが多くなりました。オーガニックだからと言って何もかもがパーフェクト、というわけではありませんが、なんだか罪悪感が少し減るような気がします。

　食いしん坊な私にとって、おいしいものを食べることは体にいいものを食べることよりも大切なことでしたが、年を重ねていくにつれ、自分の体を作るものに対しても少しは注意を払わなければと思うようになりました。とはいえ、「おいしいもの」をあきらめるわけにはいかないので、そのバランスが難しいところです。

　ハワイにはおいしいものがたくさんあり、そしてえてしてカロリーとおいしさは比例します。ついつい食べ過ぎたり、カロリーオーバーしてしまうことも多々、いえ、しょっちゅうですが、コンブチャパワーに期待しつつ、健康的な食いしん坊ライフを送りたいと思います。