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コラム 幸せ修行

【幸せ修行】断食が合うひと、合わない人

 16時間断食、あるいはプチ断食と聞いて身体に良さそうなイメージを持つ方は多いと思います。アーユルヴェーダでも、断食のやり方については体質別に方法が記載されていることから、昔から断食は有益なものだと認識されていたことが想像できます。しかし、実はタイミングが重要になります。今回は、誰でも気軽にできるプチ断食の方法と、その効果についてお話いたします。

 断食は、お粥だけを食べたり、スムージーのようなジュースだけを飲む方法、他には、1日何も食べずに飲み物だけを飲んで胃を休める方法など、様々なやり方をまとめて「断食」と呼ぶことが多いです。断食は、体内に老廃物が溜まっている場合、過度の肥満の場合にお勧めします。

 一方で、標準体型や痩せ型の人は、夕食から翌朝の一定時間に食べずに過ごすことをお勧めします。具体的には、食事をしない時間を1214時間作る方法です。例えば、朝7時に朝食を摂り、昼食は12時、夕食は夕方の6時までにいただくようにしてみてください。そうすれば、夕方の6時から翌日の朝7時までの13時間、断食していることになります。この方法は、夜の睡眠にも良い影響を与えるので、睡眠の質を良くしたい人にもお勧めです。注意することは、朝飯は、できれば朝の8時前後までに済ませることです。朝食と昼食、そして夕食は、それぞれ十分に間隔が空いてることが重要です。食事をしていない時間は、お白湯かハーブティーなどを飲むようにしましょう。断食期間中に冷たいものを飲むのはあまりお勧めできません。

 16時間断食とよく似ているのでは、と感じられる方もいらっしゃるでしょう。16時間断食は、例えば夕食を夜の8時に食べ終わった場合、翌日の昼12時まで何も食べない形態になるため、朝ごはん抜きになることが多いです。食べてすぐにお腹が空くタイプの人や、朝からしっかり活動するタイプの人には向きませんのでご注意を。

 断食全般において注意することは、マインドが「食べちゃいけない」という方向に向かないようにすることです。もし1日以上の断食をする場合は、落ち着いて瞑想やマントラを唱えられるような環境で過ごしましょう。頭だけで考えていると、自分が本当に必要なものが分からなくなってしまいます。ホリデーシーズンには誰かと食事をする機会が増える時期かとは思いますが、「食べたい」「食べたくない」の気持ちを頭で潰してしまわないようにすることを日頃から意識してみてくださいね。

幸せ修行 No.301

加藤ジェシカ

世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。

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