年末が近づくにつれて、パーティーや忘年会などの集まりが増えてくるのではないでしょうか。楽しい時間だからといって暴飲暴食をすると、睡眠の質の低下や、だるさや便秘を引き起こしますから、この時期は食事に特に注意したいですね。
インド医学のアーユルヴェーダを活用すれば、ホリデーシーズンにも太りにくい体を維持することが可能です。今日は、誰でもできるポイントを一つだけお伝えいたします。
太りにくい食べ方のポイントは、「消化できる時間帯にいただく」です。
1日の生活の中で、消化できる量が時間帯によって変化することをご存知でしたか。昼の時間帯がもっとも消化する力が強く、次に夕方、そして朝は消化する力が弱いことが多いです。また、日の入り後に食事をすると睡眠にも影響を与えますので、食事は日の入りまでに終えると良いでしょう。よって、パーティーで食事を楽しみたいのなら、なるべくお昼ご飯の時間帯に計画するのがおすすめです。もしも夜のパーティーに参加する場合は、なるべく揚げ物を避けるようおすすめします。 それ以外のものは、感謝していただいてその場の時間を楽しみましょう。
パーティーなどに参加すると、塩辛いものが多い場合があります。特定の味覚だけが主張する食べ方は満足度が低くなり、食べ過ぎの原因になります。可能な限り6味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)を取り入れると満足感が高く、心のバランスを調えてくれると言われています。身近な食品だと、米(甘味)、ライム(酸味)、岩塩(塩味)、生姜(辛味)、ターメリック(苦味)、豆類(渋味)があげられます。 パーティー中は、ピザと葉物野菜を組み合わせるなど、自分の中で6味を探究しながら食事ができると、食べ過ぎを防ぐことができます。 例えばピザには、小麦粉の持つ甘味、トマトの酸味、 チーズの塩味の3味が含まれ、ここに葉物野菜の渋味と苦味を加えることができれば、全体で5味をカバーすることが可能です。辛いピザであれば、6味の全てをカバーできますが、辛すぎるものはほどほどに。
みなさんも、生活にアーユルヴェーダを取り入れてみてくださいね。我慢をしたり、お金をかけたり、特定のものだけを食べなくても、太らない食事をすることは可能です。
幸せ修行 No.299
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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