またまたフラのイベントで踊ることになりました。
今回はヴォルケーノ国立公園内の定期イベント。ヴォルケーノ・アートセンターのすぐ近くにあるフラのステージ(Kahua Hula)で月イチで開催されており、うちのハラウは毎年参加しています。
ステージといっても土を盛って石垣で固めただけのもので、まわりにはオヒアの木やティーリーフが並んでいるという、ハワイらしいナチュラルなセッティング。だがしかし、このステージは、フラ界でもっとも重要なステージなのだ!
なにしろ火山の女神ペレ様にフラを捧げてきたという、たいへん神聖な場所なんだよね。ステージの上からはハレマウマウ火口が見えるし。ゆえに今でもトラディショナルなフラ限定。アウアナ(モダンフラ)は禁止されております。ステージに乗る時は、靴やアクセサリーも禁止とのこと。
そんなところで私が踊ってよいのだろうか。とはいえ、5年くらい前に一度踊っているんだけど。しかし緊張のため記憶が飛んでしまい、あんまり覚えていない。まあ私は1曲だけなのでなんとかなるだろう。
フラ・カヒコでは、ダンサーは頭・首・手首・足首に必ずレイ(クぺエ)をつけます。(プロテクションのため)どんなレイをつけるかはその時によって異なりますが、うちのハラウでは基本的に自分たちで作ります。
今回はパラパライ(シダ)を使うことに。いつもはハラウに集まってみんなで作るんだけど、今回は時間がないので各自で作ることになってしまった。だがしかし、私はひとりで作れない!どーしよーと思ったら、みんなが分担して私の分も作ってくれました。みんなありがとう、Mahalo Nui。
と、なんとか準備もできたと思ったら、直前に風邪をひいてしまった。喉が痛くて咳が出る。もしやこれってコロナ? どーしよー!
というわけで、当日は風邪でぼーっとしていたため、逆に緊張しなくてよかったです。コロナじゃなくて単なる風邪だったし。
オーディエンスのほとんどは、たまたま国立公園に来ていた観光客。フラといったら「ハワイアンソングで踊るダンス」というイメージだろうから、「カヒコ」はフラに見えないかもしれないなあ。私も初めてカヒコを見たときびっくりしたもんね。思えば、私がフラに興味を持ったのはカヒコを見てからだったなあ。頭につけているシダのレイが可愛くて、「わたしもかぶりたい!」と思ったもん。今回は念願が叶ってうれしい。パラパライのレイって本当にかわいい! ずっとかぶっていたかったにゃ。
以上、10月14日の報告でした。
No.277
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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