9月9日土曜日のリリウオカラニ・フェスティバルでフラを踊ることになりました。

パフォーマンスのことを知らされたのはひと月前。準備する時間がなさすぎるので辞退しようと思ったのに、断りそびれてしまったのであった。

　フラを始めてはや8年。その間にパフォーマンスに参加したのはたったの2回だけ。それも5年前なんだよね。練習しないのでぜんぜん上手くならない上に、コロナで1年以上休んでたので、私はいまだにマイナーリーグの初心者。このままではヤバすぎる。とにかく練習しなければ。

　今回踊るのは、「リリウエ」と「ヒロ・フラ」の2曲。「リリウエ」は、カヒコという古典フラで、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニを讃えたもの。これはチャントとドラムにあわせて踊ります。子供が最初に教わるカヒコのひとつなんじゃないかな？

　「ヒロ・フラ」はアウアナという現代版フラ。音楽にあわせて優雅に踊る、いわゆる「ダンス」です。日本で「フラ」といったらアウアナのことだと思う。

　「ヒロ・フラ」はその名の通り、ハワイ島ヒロの曲。しかもこの曲の作詞作曲は、なんと私のクム（先生）のおじいちゃんなのだ！

　というわけで、8年目にして初めて猛練習を開始。その見慣れない光景に、夫は「火山が噴火するで」と言っていました。

　私は記憶力が良い方だと思うのだけど、振付を覚えるのは異常に苦手。単語や年号は覚えられるのに、なぜ？ 立体と平面の違いなの？ 振付を1度見ただけで覚えられるジャニーズの子たちはすごい。8年もやってて覚えられない私もすごい。

　しかも本番の2週間前に風邪をひいてしまった！ 熱も出てしまい、回復するまで1週間もかかったよ。その間、もちろん練習できず。こんなに追い詰められることになるとは……。

　本番前日、合同練習のためにリリウオカラニパークへ。このフラは「マス・フラ・パフォーマンス」という出し物で、15以上のハラウが公園に散らばって一緒に踊るのだそうな。つまり、ステージとかはないわけですね。そうか、よかった！

　というわけで、本番はけっこう気楽に参加できました。ヘタクソながらも大きいミスはなかったので、任務は果たした、はず。

　空からヘリコプターで花をまくという趣向もあり、踊っている時にお花がいっぱい降ってきて、きれいだったにゃ。

　翌9月10日、日曜日。本当に火山が噴火した！ ちなみに、キラウエア山頂のハレマウマウ火口の中での噴火なので、今のところ住民への影響はありません。