新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月以来閉館を余儀なくされていたホノルル美術館が7月16日、再開した。

　同館では感染防止対策としてマスク着用や、サニタイザーでの手の消毒を来館者に対して要請しているほか、館内の清掃やスタッフと来館者の接触回避などを徹底している。各展示室では進路や人数制限をわかりやすく表記し、社会的距離を保ちやすい工夫がされている。

　再開にあたって、開館日は木曜日から日曜日までの週4日間、金・土曜日は夜９時までの開館と変更された。来館希望者には事前に予約をすることを勧めている。オンラインで15分単位での予約が可能で、入館料もオンライン上で決済ができる。

　なお、ハワイアンエアラインズ®︎バンクオブハワイ・ワールドエリートマスターカード®︎との提携により、9月11日まで、ハワイ州住民に限り金曜日午後4時から9時まで（最終8時30分入館）の入館料が無料となる。

　現在開催中の特別展は、3月から中断されていた、著名なアメリカ人アーティスト30人による前衛芸術「30人のアメリカ人」、葛飾北斎の富嶽三十六景のパネル展示を継続する。そのほかの常設展は通常通りの展示となっている。館内のカフェではランチ、軽食や飲み物、アルコール類も楽しめる。