ハワイ・カイ周辺の住民から相次ぐ自動車事故への対応を求める声が上がっているとKHONが伝えている。
数週間前にはトラックが戸建住宅に突っ込むという事故が起こっている。
カオリ・ウエスギさんは「午前4時30分ごろ、私が授乳を終えた時に大きな音がしました。何が起こったのかとすぐに外に出てみると、トラックがフェンスにぶつかっていました。もしフェンスがなかったら車は家屋に突っ込んでいたでしょう」と述べている。
周辺住民によると、その道路はスピードを出す車が多く、2019年には横断歩道を渡っていた男性と犬が轢かれて、犬が死亡しているという。
ウエスギさんは「日中散歩に出る時や郵便物を取りに外に出る時でも、車がものすごいスピードで走っているので怖い思いをします」と述べている。
この場所で交通事故が起こったのは今年に入って2度目だ。
制限速度は25マイル(およそ40キロ)だが、今年最初に起こった事故では車同士が激突して一台はフェンスを突き破って堤防を下り溝に落ちたという。
ウエスギさんは「1ヶ月で2度も大きな事故が起こったのです。最初の事故は家のすぐ前で4台の車が巻き込まれました」
ハワイ・カイ・ドライブはカミロ・イキ小学校があるスクールゾーンで制限速度は20マイル(およそ32キロ)となっているが、多くのドライバーは守っていないという。
「始業前や終業後には多くの子供達が歩いています。安全だと思って歩いていると思いますが、現実には非常に危ない状況です」
周辺住民は、部分的に35マイルとなっているハワイ・カイ・ドライブの制限速度を全て25マイルにするよう要望を出している。
ホノルル市輸送サービス局(DTS)とホノルル警察はこの件についてコメントを出していないが、ジョン・ノウチ副局長は文書で「当局では全ての公共道路の使用者に対して安全な交通を求めています。周囲の状況に配慮し、交通規則を守り、そして最も重要なことは『スピードを落とす』ということです。人間の命に関わることです。運転手、歩行者、自転車はアロハの気持ちを忘れないでください」と述べている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.8)