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【ハワイニュース】ワクチン未接種の市職員、57%が宗教的理由 ホノルル

ホノルル市は職員らに新型コロナワクチン接種を義務付けているが、一部の職員は接種義務の免除を申請している。そのうち、57%が宗教的理由によるものであることが分かったと、ホノルルスターアドバイザーが報じている。

宗教的理由によりワクチン接種を忌避する人々の多くは、信仰する宗教の教義の解釈によるものと主張している。しかしながら、主な宗教組織のほとんどはワクチンを承認した上で接種の促進に努めている。ローマ教皇フランシスコは8月、カトリック教徒に向けたビデオメッセージでワクチン接種を促すと共に、「ワクチン接種は承認されたもので、他の人にも同じことを行うよう促すことは愛の行為だ」と宣言した。

ホノルル市は接種免除が承認された職員のみを対象に、830日から毎週PCR検査を行っている。また現在、免除申請をした職員のうち、警察官12人、救急隊員1人、消防署員1人に対し、接種免除の医療的理由を追加で提示するよう求めた。また、警察官3人と消防士1人に対し、宗教的及び医療的理由による免除を裏付けるための追加情報を提示するよう求めている。

今月8日の時点で、警察官の約86%、消防士の89%、救急医療サービス(EMS)及び海洋安全担当部門の職員の78%がワクチン接種を完了している。EMSチーフのクリストファー・スローマン氏はホノルルスターアドバタイザーのインタビューに対し、「EMSでは全ての職員とその家族、そして一般の人々に新型コロナやインフルエンザを含む伝染性疾患のワクチン接種をを奨励している。一般に、ワクチンは伝染性疾患感染予防のための最良のツールだ」と語った。

ホノルル市当局によると、今月8日の時点で職員1147人のうち、約90%がワクチン接種を完了している。ブランジャルディホノルル市長室のコミュニケーションディレクター、ティム・サカハラ氏は「ワクチン接種の利点を把握し、自身や同僚、家族を守るために接種を受けた全ての市職員に感謝している。ワクチンは無料で接種することができ、安全で効果的だ。接種が適用される人の全てがワクチン接種を受ける必要がある」と話した。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2021.10.25)

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