【ハワイニュース】酒類の倉庫が原因?雨水排水管からアルコール濃度1.2%の水排出 オアフ島ワイピオ
ワイピオを流れる小川がアルコール分を含む水に汚染されているとハワイニュースナウが報じている。
ハワイ州保健局(DOH)は現在、カウカブールバード近くのH2ハイウェイ・ダイアモンドヘッド側にある雨水排水菅の水質を調査している。パイプを管理するハワイ州運輸局によると、排水管の水は、近くにあるハワイ州最大の酒類・アルコール飲料販売業者、パラダイス・ビバレッジ社の倉庫から流れ出ているという。この排水管の水は小川に流れ込み、小川は崖をつたって約30メートル下の峡谷に流れ込む。
環境活動家のキャロル・コックス氏は「3、4日間ドアを閉めっぱなしのビールパブのようだ」と話した。独立試験施設「FQ Labs」が排水管から出た水のサンプルを分析した結果、1.2%のアルコールが含まれていることがわかった。サンプルには約0.04%の砂糖も含まれていた。パラダイス・ビバレッジCEOのアンソニー・ロウ氏は「アルコール流出の原因はまだ分かっていない。現在、運輸省や保健局の担当者と連絡を取り合いながら調査を進めている」と述べた。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.11.11)
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