妊婦にワクチン接種を推奨
第2子を妊娠中のジェニファー・エリアさん(36歳)は現在妊娠7カ月目で、11月には2番目の男の子を出産予定だ。
医師と相談をして、さらに信頼できる研究を自身でリサーチした結果、ジェニファーさんは妊娠が判明した頃にコロナワクチン接種を受けている。
「こんなにコロナ感染が拡大していますが、既にワクチン接種を受けているので本当に安心していられます」
コロナ感染が収まらない状況が続き、ハワイの医師たちは生まれてくる赤ちゃんと母体を守るために妊婦にワクチン接種を受けるように推奨している。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の最新の統計によると、アメリカ国内の妊婦でワクチン接種を受けているのはたった16%だという。
カピオラニ・メディカル・センターのダナ・トーナー医師は「コロナワクチンは妊娠中に接種しても安全で、母体に対するコロナによる悪影響を防ぐことができます。データとしても過去の事実から見ても、ワクチン接種を受けた結果として流産する可能性が高くなることはありません」と述べている。
「コロナワクチンは体内の赤ちゃんには直接届きません。ワクチンは胎盤を通過しないし、母乳の中にも入りません。ワクチンは体内に抗体を作るだけです。そしてその抗体が受動免疫となって赤ちゃんを守るのです。生後6カ月の間赤ちゃんを感染から守ることになります」
ジェニファーさんは第2回目のワクチン接種を受けた後にだるさと吐き気を感じたが、それ以外は全て順調だという。
今は生まれてくる赤ちゃんの名前をどうするかだけが大きな課題だと笑っている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.31)
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