カーク・コールドウェル市長が新型コロナウィルス感染抑止対策として、バーやレストランでのアルコールの提供を12時までとしたルールを発表したのは7月14日だ。

警察やリカーコミッションの検査官が違反を確認したら、罰金とともに24時間の一時的な営業停止処分となる。

発令から1週間もたたない中で、初の違反者としてケアモク通りにある「カフェ・ギャング・ナム」が摘発されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

7月18日午前1時ごろに通報があり、リカーコミッションの検査官が現場に到着したところ、レストランの扉には鍵がかかっていたが、中を覗き見たところ社会的距離は取られておらず、フェイスマスクも着用していない人々が10人以上店内にいたことが確認された。

検査官の要求で施錠が解除されて店内に入った時には、12時以降にアルコール類が提供されていたことも確認された。

コールドウェル市長は「一人の人間が多くの人々の命に影響を与えるのが今の状況だ。もしこの店の中に一人でも新型コロナウィルス保菌者がいたら、全員が感染して、家に持ち帰り、瞬く間にコミュニテイに広がってしまう。こういう行動が本土で今見られるような悲惨な状況につながる」と述べた。