フランス料理でよく供されるフォアグラは、世界三大珍味として有名な食材だ。

そのフォアグラは、実は今までカリフォルニア州では法律で禁止されていたが、今回やっと条件付きで許可され、食べられることになったとアメリカ・フォックスニュースが伝えている。

カリフォルニア州とフォアグラの問題は2004年に遡る。

肥大させた肝臓（フォアグラ）を作るために餌を与えることは動物愛護の観点から許されるべきではないと、州内の農家がフォアグラを生産することを議会が法律で禁止したため、それによってフォアグラがカリフォルニアから姿を消した。

2015年には、フォアグラの生産は禁止できるが、売買や食べることを禁止することは連邦法に反すると連邦裁判所が命じた。

しかし2017年には、州高等裁判所が動物愛護によりカリフォルニア州内でフォアグラは全面禁止を指示した。

そして今年7月、カリフォルニア州内での生産禁止は州法でOKだが、州外の生産者が生産したフォアグラをカリフォルニアに運んで、カリフォルニア州民が食べるのは禁止できないと連邦高等裁判所が判決をだしたのだ。

カリフォルニアのフレンチレストランでは早速フォアグラメニューがお目見えしているらしい。