2月22日（火曜日）午前10時ごろ、カウアイ島のバーキング・サンズでヘリコプターが墜落し乗っていた4人が死亡したとKHONが伝えている。

黒い煙が上がり、遠くからでも墜落場所が確認できたという。

墜落したのは軍用ヘリコプターで、運営していたのは民間の契約業者「クロマン・コーポレーション」だった。

パシフィック・ミサイル・レンジ施設（The Pacific Missile Range Facility : PMRF）は「この度のヘリコプター事故で4人の死者が出ました。ヘリコプターはクロマン・コーポレーションによって運用されており、事故は支援訓練の最中でした。クロマン・コーポレーションはPMRFに様々な支援サービスを提供している会社です」とコメントしている。

墜落を目撃していたクリス・ターナーさんは「ヘリコプターはいつもと同じように飛んでいました。この辺ではヘリコプターが訓練で飛んでいるのは当たり前で、私は少なくとも500回は見ています。ところが、今回は荷物をおろそうとしていた時に、突然右方向にスピンし始めて、前方から地面に激突して爆発しました。いつもヘリコプターには手を振っていたので、墜落したところを見てショックを受けました」と述べている。

現場にはすぐに軍の消防チームが駆けつけて消火活動にあたった。

墜落したヘリコプターはシコルスキー社のS 61N型機で、クロマン・コーポレーションは空輸支援と重機輸送の専門の会社で、シコルスキー社のS 61型機の主要な運営会社だ。

バーキング・サンズにあるPMRFはアメリカ海軍の施設で、世界最大の多次元ミサイルのテストとトレーニング施設である。