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フトモモ科植物 全面禁止

銀梅花(マートル)はよく花束に用いられる植物であるが、銀梅花を含む全てのフトモモ科の植物、その一部、種など全てを輸入禁止とする法令をデビッド・イゲ知事が承認し、5月15日より施行されることとなった。

目的はオヒアの木の保護であるが、それだけでなく、原生林や水域周辺を脅かす真菌、害虫、病気を防ぎ、園芸および農業を守ることである。

プッチニアという真菌は、グアバ、ユーカリ、オヒアなどのフトモモ科の植物に感染し、ハワイのオヒアの木が対する感染が懸念されてきた。

すでにハワイ州内で何本かのオヒアの木が感染が原因で枯れ死している。

花屋、園芸店、造園、食品業で一般に使用されているフトモモ科の植物にも今回の禁止令は適用され、ワックスフラワー、マートル、ボトルブラシ(いずれも植物名)、ハーブであるオールスパイスやクローブも含まれる。

食品として処理されたオールスパイスとクローブは今回の禁止から除外されており、すでにハワイ州内にあるフトモモ科の植物も影響を受けることはない。

新しい規則では、以下を除いて、全てのフトモモ科植物、その一部、種子をハワイ州に持ち込むことを禁止している。

除外品としては

  • 乾燥された(生きていない)植物材料(食品ハーブ)
  • 適切な処理が施され表面滅菌された種子
  • 無菌フラスコ容器内で培養された植物
  • 個別に申請されて許可された場合

上記の例外に該当しない場合には、荷物全体の遅延、隔離、廃棄、自己負担による返送となる。

州議会議員で農業委員会長を務めるシマブクロ−カイザー氏は、「今回の規制が花産業に大きな影響を与えることは認識されているが、フトモモ科の植物の代替品となる品種を見つけるための十分な時間的余裕は業界に与えたと思う。害虫や病原菌のリスクを減らすために、州外からの輸入ではなくハワイ州内に生息する花や葉を育て調達する機会となるように期待している」と述べた。

 

(日刊サン 2020.5.11)

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