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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 アメリカの医療保険
メディケアが提供されるのは65歳からですので、一般の方は65歳前に退職するとグループの健康保険がなくなり、個人で加入しなくてはなりません。
元気な方にとって、健康保険料はもったいないと思うかもしれませんが、大病をしたら、アメリカの医療費は大変高いので、自己破産になることもありえますので、ご注意下さい。
保険会社のプランは毎年最高自己負担額が設定されていますので、 設定されている金額に達したら、残りは保険会社が面倒をみてくれるので、安心です。
65歳になったら、メディケアに加入することができますが、オリジナルのメディケアでは医療サービスの自己負担が常に20%で、無制限にかかりますので、気を付けて下さい。
65歳になったら、薬のカバレッジが義務付けられていますが、ご存じない方がいる様です。
メディケアに加入後、薬のカバレッジが必要となりますので、保険会社が提供しているメディケア・アドバンテージの薬付きプラン(パートC)に加入すれば、パートA+パートB+パートDがすべて含まれています。
ホノルルの保険料は毎月$0~$104(2023年PPOプラン)です。この保険料は毎年変わりますので、10月1日に届く、ANNUAL NOTICE OF CHANGEのお知らせをご覧下さい。見直すのが面倒な方はセミナーに参加してご自分のプランの内容を把握しましょう。
この他に軍が提供しているTRICARE FOR LIFEやフェデラルのプランを持っている方もメディケア・アドバンテージ(パートC)に加入することにより、今までより多くのベネフィットを利用することが出来ます。例えば、スポーツジム、ハリ治療やマッサージ、歯の治療など、プランにより色々提供されていますので、ご検討下さい(フェデラルの方はメディケアのパートAとパートBの両方の加入が必要になります)。
65歳前に退職する場合、従業員が20人以上の会社であれば、コブラが提供されますので、今までの保険を自分で保険料を支払って、持つことができますが、65歳になったら、メディケアの手続きをしましょう!
65歳になる時、従業員が20人以下の会社で働いて健康保険を持っていても、メディケアのパートAとパートBの申請が必要かどうか、会社の人事課あるいはメディケア事務所にご確認下さい。この場合、最初の保険はメディケアでカバーされ、残りが第二の保険、会社の保険でカバーされるからです。
(日刊サン 2023.10.18)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]