日刊サン読者のみなさま、はじめまして。9年間のハワイ生活を卒業し、最近フロリダへ引っ越しましたWotaNekoです。
他国での生活経験や、旅行でフロリダへ来たことはあるものの、本格的にアメリカ本土で生活するのは初めてで、早くもカルチャーショックを受けワクワクドキドキソワソワしています。
私の性格といえば、学生時代クラスでもあまり目立たず、日々無謀で壮大な妄想を趣味とする典型的な厨二病(中二病)タイプ。しかし自称コミュ障(コミュニケーションを苦手とする性格)でありながらも、世界中のいろいろなところに住んだり、いろんな国の人に会ってみたいという、性格とは対極的な夢を抱き続けた結果、今に至っています。
ハワイでは、日本とアメリカのハイブリッドな文化の中で居心地よく生活していました。しかし、9年も住んでいると私の中に住む「飽きっぽい性格君」が、喧嘩を売るようになり、そろそろ違う環境に身を移したくなってきます。そこでプエルトリコ人の夫の親兄弟がほとんどフロリダにいるということもあり、そしてなにより私自身、島ではなくて大陸に憧れもあったので、思い切ってフロリダ州の中央部(セントラルフロリダ)へ拠点を移すこととなりました。
フロリダへは来たばかりですが、ハワイや日本とは違う文化を紹介したり、私の中で驚いたこと、はたまた家族の大騒動エピソードなどなど、私の目線から感じた日常を切り取って書き記していきたいと思います。アメリカ本土生活の経験のある方にとっては当たり前のことや、んなアホな!的なエピソードもあるかもしれませんが、横目でも流し読みでもお付き合いしていただけると嬉しいです。
さてまあ、本コラムのタイトルにある通り夫の家族はラテン系。このラテンファミリーとのシン生活が始まりました。
ハワイにはお互いの家族は誰も住んでいなかったので、ずっと夫と私の二人だけで暮らしていました。ところがフロリダに来てからは夫の実家にしばらく居候することとなり、義母、離婚したのに出て行かない義母の元夫、出戻りの義兄、義弟の息子、義弟の元妻とその息子(義弟の子ではない)が、一時的ながらも同居しており、私と夫を含めて総勢8名という大所帯状態となりました。いやもう初っ端から複雑すぎる!?「元夫・元妻」という続柄までひとつ屋根の下です!!
ラテン系といえば「陽気」「情熱的」「家族想い」というイメージ。まさにそのとおりで、みんな家族が第一。最近ではすっかり慣れましたが、家族や親しい友人に向けて1日何回「I love you」を言うのか?日本人の私からしたら、そんなに乱用されるとその言葉のありがたみが減ってしまいそう・・・などと思ってしまいますが、何百回言おうとその「重み」は変わりません。しかしその愛ゆえの「情熱的」な部分がたまに激しい諍いに発展していることもしばしばですが・・・(だいたい義母VS誰か)。
また、われらがファミリー、プエルトリコ人の習慣で、誰かに会った時や別れ際に「Bendición(祝福)」という挨拶が使われます。「Hi, Mom!」などの代わりに「Bendición, Mom」といった感じで、ハワイで言う「Aloha」みたいに気軽に使う言葉のようですが、まだまだ私は自然にすっとこの言葉が出てきません。この言葉が自然に発せられるようになったら、ラティーナとして一人前?かもですね!!笑
そんなドラマティックな新しい環境から始まった、私のフロリダ生活雑記を次回もお届けしたいと思います。
フロリダ生活雑記 No.1
WotaNeko
ハワイ9年、フロリダ在住0年のグラフィックデザイナー。マンガ・アニメオタクの日本人妻。夫も同じ趣味を持つプエルトリコ人。夫の実家の大家族と同居中だが、引っ越したら猫が飼いたい。