ハワイ州運輸局(HDOT)は、2月に発行された運転免許証およびIDカードに印刷ミスがあったとして、住民に通知している。
KHON2によると、印刷ミスが見つかったのは、カードの表面に大きく印刷されている「Hawaii」の文字部分で、本来はスクリプトフォントという書体のはずだが、誤ってサンセリフという書体が使用されているという。この不具合は、免許証の製造を請け負っているセールス社(Thales)がハードウェアを変更したことにより発生した。
HDOTはすでに不具合を修正済みだが、2月にハワイ州の運転免許証またはIDを受け取った人は、自分のカードに印刷ミスがないか確認することを推奨している。また、印刷ミスのあるカードに関しても、適切なセキュリティ機能を備えているため、通常通り使用できるとしており、アメリカ運輸保安局(TSA)と全米の法執行機関は、印刷ミスがあるカードを有効な身分証明書として扱うことに同意している。
使用者のもとに郵送された印刷ミスのあるカードは合計2450枚で、再印刷が必要になる。
島別の内訳は以下のとおり。
- オアフ島:1684
- ハワイ島:353
- カウアイ島:121
- マウイ島:292
HDOTは、印刷ミスのあるカードの所有者には無料で再印刷されたカードを発行するとしており、今月中に再印刷が開始される見込みだ。
なお、ホノルル市は、印刷ミスのあるカードの保有者に連絡し、再印刷されたカードを郵送する予定となっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.7)