3月19日、ハワイ選出のトゥルシー・ガバード議員は、大統領選からの脱退を表明し、圧倒的多数の代議員を獲得していジョー・バイデン前副大統領への支持を表明した。
ガバード議員は、現在残ったわずか3人の候補者の1人であり、唯一の女性候補だったが、獲得した代議員は2人だけだった。
ガバード議員は「政権交代戦争」と世界の警察としての米国の考えを非難し、非介入主義の外交政策で大統領に選挙運動を行った。
昨年10月、ヒラリー・クリントン氏は「ロシアがガバード議員のキャンペーンを支援しており、共和党がガバード議員を第3の候補として密かに考えている」とガバード議員を攻撃し、それに対してガバード議員はクリントン氏を「腐敗の象徴、長期にわたり民主党を腐敗させた張本人」と呼び、クリントン氏を名誉毀損で訴えた。この衝突はガバード議員の知名度を上げ、クリントン氏を嫌う人々や保守派を含む一部の有権者を獲得したが、同時に民主党内の一部メンバーからの支持を失った。
(日刊サン 2020. 3.28)