3月22日、ハワイ州労働労務省(DLIR)は、失業手当を申請するための新しい電子フォームをウェブサイト上で公開し、今までシステムの技術的な問題で申請が不可能だった失業者は申請手続きができるようになるが、新型コロナウィルス感染拡大に伴う失業者数が膨大なため、失業給付金をいつ受け取れるのかは不明である。今回の修正は、以前のオンライン申請ポータルに一度に大量の需要が殺到したためにアクセス不可能となったり、使用中にクラッシュしたりして申請が不可能になるケースが多くなったことに対する対応である。
また、オンライン申請ができなかった人々のために申請日を後ろ倒しにすることが可能とし、受付人員を3倍に増員し、23日にはコールセンターを設立して電話での申請も可能となった。
通常、失業保険の申請から給金を受け取るまでには14日かかったが、現在失業保険の申請数があまりにも多く、DLIRディレクターのムラカミ氏は、「申請から実際に銀行口座に給付金が入金されるまで何日かかるかわからない」と述べた。
失業保険申請数は、3月19日1117件、20日1679件、21日3914件、22日4996件と凄まじい勢いで増加しているが、DLIRは19日にオアフ島オフィスを閉鎖し、20日には他島のオフィスも閉鎖したため全ての申請はオンラインと電話によって行われることとなっていた。
(日刊サン 2020. 3.28)