配達いつもありがとう
バージニア州のチェスターフィールドという街で起こった心温まる話をフォックスニュースが伝えている。
コロナ禍中でたくさんの人々が外出できずにオンラインで物品を手に入れざるを得ないような状況の中、UPSの配達員をしているアンソニー・ガスキンスさんは本当に毎日忙しかった。
チェスターフィールドで毎日180軒以上の家々を回って配達をしていたのだ。
そして、そんな忙しい毎日でもアンソニーさんは配達時には必ず笑顔で、手を振って仕事をしていた。
チェスターフィールドの多くの住民はそんなアンソニーさんの姿をきちんと見ていた。
「ずっと家に1人きりで本当に寂しい時でも、彼がいつも笑顔で配達してくれて手を振ってくれて嬉しかった。だから彼に感謝を伝えたいと思うの」
パティ・フリードマンさんがこの話をご近所にしたら、みんなそう思っていたということで、アンソニーさんに感謝を伝えるための計画が立てられた。
アンソニーさんが運転するUPSのトラックが通る道沿いに75台以上の車が並び、数百人の人々が「配達いつもありがとう」のサインを持って出迎えて、アンソニーさんに手を振ったのだ。
アンソニーさんは思いがけない迎えに驚いてトラックのスピードを落とし、街の一角で住民たちと対面して感謝を伝えられて涙ぐんだという。
どんなに忙しくても笑顔を忘れなかったアンソニーさんと、それを見ていただけでなくきちんと感謝を伝えた街の人たち、両方えらい!
(日刊サン 2020.12.23)
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