クリスマスツリーを家に飾るには、キラキラとした電飾が欠かせない。

しかしこれが大きな火事の原因となることをご存知だろうか？

全国火事防止協会の発表によると、毎年クリスマスツリーが原因とみられる住宅火災に消防隊が出動するのは平均160件にのぼるという。

住宅の損害は1,000万ドル（およそ10億円）、毎年平均で14人が怪我をして2人が死亡する恐ろしい事態だとフォックスニュースが伝えている。

21年間消防士として働いているロバート・ヴェヘルストさんによると、一番注意しなければならないのはツリーを置く位置だ。

部屋の隅には一番良い場所のように思えるが、暖房の吹出口や暖炉のそばは絶対に避けるようにという。

次に注意が必要なのは、電飾とコンセントだ。

コンセントの直接繋ぐか、もしくはサージプロテクター（避雷器）付きの電源タップに1本だけ繋ぎ、それをコンセントに差し込むようにとのことだ。

延長コードは火事の原因となりやすいので避けたほうが賢明だという。

特に人口ツリーはプラスティックでできているため、本物の木よりもはるかに火が燃え広がりやすい。

最後に、ツリーの電気をつけたまま寝ないこと。

確かに夜美しく灯ったクリスマスツリーを見ながら眠りにつくのは素敵なことだが、家族全員が寝ている間に火災が起こっては大変なことになる。

安全なクリスマス、そして新年を迎えるためにも注意が必要だ。