オアフ島では新型コロナウィルスの感染が拡大してから、州知事による緊急命令によってバーやナイトクラブはずっと閉鎖されている。

ホノルル市の経済再開計画においてもバーやナイトクラブの営業は第4段階まで許可されない。

オアフ島の5つのバー経営者が、ハワイ州とホノルル市、デービッド・イゲ知事、州司法長官クレア・コナーズ氏、ホノルル市長カーク・コールドウェル氏を相手取り連邦裁判所に集団訴訟を起こしたのは10月だ。

訴訟では、バー経営者としての権利を侵害され、コロナ渦中でもアルコールを提供するその他のビジネスが営業を認められているにもかかわらず、自分たちは営業停止を余儀なくされたとして、損害賠償として5,000万ドルを求めていた。

この提訴について連邦裁判所判事のレスリー・コバヤシ氏は、「双方の言い分を聞いて、大変難しい決断を伝えなければならない。公共の安全性という観点から見て、新型コロナウィルス感染対策として州及び市当局の行なった施策は完璧ではなかったかもしれないが、合理的であった」として、バー経営者の提訴を棄却する判断を下したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。