先週マサチューセッツ州レイクビル警察に、アマゾンの荷物が道路脇に放置されているという通報があった。
ロブ・シャイファー巡査とウェストン・ファジーノ巡査が現場に行ってみると、確かに道路脇にアマゾンの荷物10個ほど置かれているものの、周囲にドライバーの姿はない。
荷物をそのままにしておくわけにもいかないので、警察車両に積み込んだ。
アマゾンの配達ドライバーを探して周囲をパトロールしたが見つからない。
通常の手続きとしては、荷物の受け取り主に連絡をして警察署に引き取りにきてもらうか、送り主(アマゾン)に連絡をして警察署に取りに来て再配達することになっている。
しかし2人は自分たちで配達してあげることにしたのだ。
「クリスマス時期に人々は荷物を待っているだろうし、かかる時間は1時間くらいだし、自分たちで配達してあげようと思ったのです」
普通、警察官が玄関先にやってきてドアを叩く場合、人々は良いことが起こったとは考えないが、その日彼らから荷物を受け取った人々も同様だった。
玄関に出てきた人々は最初何が起こったのかとナーバスだったが、落ちていたアマゾンの荷物を持ってきたというと、みんなが感謝をしたという。
荷物が道路脇に放置されていた原因についてはアマゾン社が調査中だが、どうも放置されたのではなく単にトラックから落ちたことが原因と見られている。
写真: Hadrian / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.17)
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