ホノルル警察(HPD)によると、9日(金)、何者かがカポレイ・パークウェイにある店舗の正面ガラスドアをハンマーで叩き割って侵入しようとしたという。
その数週間前には、アイエアにある店舗で、男が天井裏からパネルを取り除いて中に侵入したという別の事件があったという。男は店内の商品を奪い、金庫も盗もうとしたがそのまま立ち去ったという。
HPDの犯罪地図によると、11月16日から12月13日の間に、オアフ島で窃盗が627件、侵入盗(burglary)が155件、強盗(robbery)が38件起こっているとKHON2が伝えている。
9月にはカパフルで、拳銃を突きつけられて強盗に襲われるという事件が起こっており、近隣の「アイランド・パドラー」のオーナーであるエリック・フィリップス氏は、その事件の後に防犯カメラを設置したという。
「次はどんな恐ろしいことが起こるのかと怖くなる。強盗に備えて防犯カメラを取り付け、保険にも加入した。何かあった場合に備えてはいるが、事件が起こらないことを願っている」と同氏。
ホノルル検察では、防犯カメラの映像は、事件の立件に非常に重要だと述べている。
「警察が防犯カメラの映像から容疑者を特定できるようになった。警察官が現場で見ていなくても、映像で確認して立件できる」
セキュリティ会社によると、新しい技術で鮮明な画像が撮れる防犯カメラにアップグレードを希望する店舗が増えているという。
「アロハ・アラーム」社のマイカ・ワッツ氏は、「赤と青のストロボ機能の付いたものや、誰かが防犯ゾーンに侵入しようとしたときに顔認証システムが作動し、サイレンを鳴らしたり、事前に録音した撃退音声を流すものもある」と説明した。
警察では、各店舗に対し、客を装って店内を物色しているような人に注意し、高額紙幣を受け取らないようにして店内の現金を制限するなどの対策も必要だと呼びかけている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.15)