アメリカ本土ではこれから寒さが厳しくなる季節だ。暖かいハワイでも風邪をひく人が増える時期だが、いま風邪に関して問題が起こっているとKHON2が伝えている。
連邦医薬品局は(FDA)が、抗生物質アモキシシリン(antibiotic amoxicillin)の不足を発表したという。
小児科医のテレサ・ウィー医師は次のように述べている。
「インフルエンザ、呼吸器感染症(RSV:Respiratory Syncytial Virus
Infection)あるいは単なる風邪からくる呼吸器系で体調が悪くなる人が増えています。それにともなって、耳の感染症や細菌性肺炎という2次感染も広がっています。そのような状況の中で、アモキシシリンの在庫がないという薬局がいくつか出てきます」
風邪薬、特に小児用も不足気味の状況だが、FDAではまだ不足品のリストには挙げられていない。
また、アメリカ健康システム薬剤協会では鎮痛解熱剤のイブプロフェン(液体)を不足品リストに挙げている。
ウィー医師は、もし子供用の風邪薬が店舗で見つからない場合に成人用の薬を絶対に与えないで欲しいと注意を促している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.14)