英国ドンカスターにあるヨークシャー野生動物パークには「シシュ」という名前の3歳の北極クマが暮らしているが、3インチ(7.5センチ)もある歯が1本折れてしまい、歯茎内で炎症を起こしてしまった。
人間でも北極クマでも歯の痛みはつらいもので、シシュはだんだん元気がなくなったが、その様子の変化に気づいたのはシシュの飼育担当者だったという。
検査の結果元気がなくなった原因が歯痛だと判明し、北極クマは歯医者にかかることになった。
動物歯科医のピーター・カーテス医師と看護師のモニカ・マズキビッツさん、動物専門の麻酔医師により、体重600キロの大きな北極クマの歯科手術が行われ、1時間かけて無事終了したとスカイ・ニュースが伝えている。
歯の痛みから解放されたシシュはすっかり元気になったという。
パークの公式ツイッターアカウントには、「北極クマが歯痛になったらどうする? もちろん歯医者に行くんだよ」という言葉と共に手術のビデオが投稿されて人気を呼んでいるそうだ。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.10)
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