ビジネス経済開発及び観光局(DBEDT)が発表した報告書によると、2024年に向けて州全体の経済成長は低調になる見込みであることがわかった。
KOHN2の報道によると、国内総生産(GDP)で測定した場合、DBEDTは2023年の成長率を1.9%上方修正すると予測していたが、2024年の成長率は1.5%から1.3%に引き下げられたという。
米国経済分析局が発表したデータによると、2023年上半期のハワイの経済成長率は2.4%で、全米平均の2%を上回った。しかし、DBEDTの報告書によると、8月に発生したマウイ島の山火事が州経済に打撃を与えた。
2023年8月から10月までの旅行者の到着人数は、2022年の同時期と比較して51.4%減少した。しかし、マウイ島への訪問者が急減した2023年の8月から10月にかけて、オアフ島への訪問者は12.7%、カウアイ島は6.5%、ハワイ島は1.9%とそれぞれ増加となった。
8月から10月にかけて、マウイ島の失業者は87.1%も増加した。9月の失業率は8.3%で、2021年6月以来の高水準となったが、10月は7.1%に低下した。
パンデミックにより州経済は大きな打撃を受けたが、DBEDTによると、2022年までに州は2019年の95.8%まで回復し、2023年前半には、この数字は97.7%まで伸びた。2019年の水準まで回復するのは、現在のところ2025年と予測されている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.12.12)