アメリカ国防省は、アメリカの軍隊に所属する軍人に新型コロナウィルスのワクチンを接種させると発表し、ハワイ州においてはトリプラー・アーミー・メディカル・センターが接種場所に認定されたとKHONが伝えている。

また、連邦政府は、CVS（ロングズ・ドラッグの親会社）とウォールグリーンの両会社と、長期介護施設の入所者とスタッフのためのワクチン接種の契約を締結した。

ハワイにおいては現在承認を待っているモデルナ社のワクチンを使用するという。

ただし、全員分のワクチンはまだ供給されないために、どのような順番で接種を行なうかのスケジュール計画を立てている段階だとハワイ医療協会が述べている。

ハワイ医療協会代表のヒルトン・レイテル氏によると、持病を持つ高齢入所者が一番、二番目はその他の入所者、三番目に直接ケアをするスタッフになるという。

副作用の心配もあるために、1カ所の施設で一度に全員の接種を行なうことはない。

ワクチンに対する心配の声もある中で、協会としては50％から70％の人々が接種を受けるのではないかと予想している。

ワクチンは低温保存が必要なため、ハワイでのワクチン保存には冷凍施設を持つトリプラー・アーミー・メディカル・センターが協力することになっており、全米にネットワークを持つエアガス社がドライアイスの供給を行なうことになっている。