ホノルル市が行っている新型コロナ無料検査プログラムは、12月30日をもって終了すると市当局が発表したとKHON2が伝えている。
ホノルル市は現在ダニエル・K・イノウエ空港、ホノルル市庁舎、及びカポレイ分署で無料のコロナ検査を提供している。ハワイ州衛生局と州としての今後のコロナ対策計画を協議した結果、30日で終了することを決定したという。
これらの検査場で働いていたのはNPO法人「ナショナル・キドニー財団ハワイ支部」の職員だ。
リック・ブランジャルディ市長は「パンデミックが発生した当初から私たちに地域社会の安全を守るために検査場でずっと働いてくれた皆さんに感謝したいと思います。祝日も含めて、毎日検査を行ってくださった職員の皆さんは、自分たちが感染するかもしれないというリスクを抱えながらもオアフ島での感染拡大抑制のために、ひたすら業務に当たってくださいました。本当にありがとう!ブラボー!」と職員を讃えた。
州衛生局のエリザベス・チャー局長は「州当局として、ホノルル市が地域住民のために無料検査を行ったことを感謝しています。手軽に無料の検査を受けられるようになったことで、新型コロナウィルスの感染抑制のために何をするべきかということを市民が選択できるようになったのです」と述べている。
30日で無料検査が終了することから、今後検査が必要と思われる場合にはかかりつけの医療機関で検査してもらうか、自宅用検査キットを用いて自分で行うことなる。
また、まだ残っている検査キットはコミュニティー・ヘルス・センターへ回収され、医療機関で受診できない人々が支援を受けられるようにするという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.7)