オーストラリアのフリーマントル市の市議会では、リードで繋がれていないネコが屋外にいることを禁止する条例が可決されたとスカイ・ニュースが伝えている。
一般道や道路脇のグリーンエリア、灌木地帯などを含め市が所有する全ての土地においてネコが歩き回ることを禁止されると、飼いネコが外に出る場合にはリードでつなぐことが必要になる。
これは野生動物の保護と共に、ネコが自動車にはねられる危険を取り除くということを目的としてアディン・ラング議員によって提出された条例案だ。
ラング議員は「1970年代には犬が道を歩き回っていました。今ではそんなことはありません。同様にネコが道を歩き回るということももうすぐなくなるでしょう」と述べている。
「少なくとも灌木地帯は絶対に禁止区域にする必要があります。また、公道脇のグリーンエリアにはオーストラリアの野生動物が生息するため、ネコから守る必要があります。また、この条例によってネコが自動車によって轢かれるという事故をなくすことができます」
飼いネコが屋外を自由に歩き回ることで都市部の野生生物に対する脅威となり、外に出ないネコはより長くより健康に生きるという報告もあるそうだ。
写真 : Shutterstock
(日刊サン 2021.12.3)
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