サンクスギビングが終わり、街はいよいよクリスマスに向けて賑やかになってきている。
多くの人々にとっては、この時期はクリスマスソングにあるように「一年で一番素敵な時(The most wonderful time of the year)」でもある一方、ストレスを感じる時でもあるとフォックス・ニュースが伝えている。
クリスマスが近づくことでストレスを感じている人々にとって、さらに状況を悪化させるのはクリスマスミュージックだという。
多くの店やラジオから流れてくるクリスマスミュージックを半ば強制的に聞かされる状況を好ましくないと思っている人々はかなりいるようだ。
2011年に行われた消費者調査では回答者の23%がホリデーシーズンの音楽に「うんざりする」と答えている。
2017年のサウンドトラック調査では17%の消費者がクリスマスミュージックを「嫌いだ」と答えている。
この調査では、小売業店舗で働いている販売員の25%は「ウキウキした気分にならない」、16%は「精神衛生によくない」と答えている。
ペンシルバニア州ステート・カレッジのエレイン・ロディノ博士は「音楽は過去の記憶や感情を呼び起こすために、クリスマスに関する悪い思い出がある人々は、クリスマスミュージックを聴くことでその嫌な体験を思い出すことになります。また、買い物をしなければならないとか、パーティーや親族との集まりに出席しなければならないとか、人々の期待に答えるような食事を作らなければならないなど、多くのストレスを感じている人々もいるのです」と述べている。
「クリスマスの時期に、飾り付けやカードの送付、ギフトの用意などたくさんのことを抱え込んでしまわずに、『自分にあったやり方でやっていく』という姿勢を持つことが大事です」
クリスマスミュージックを聞かないよう車の中ではラジオではなく自分の好きな音楽を流し、買い物時にはイアバッドを利用することも推奨している。
写真 : Shutterstock
(日刊サン 2021.11.26)
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