カウアイ島 事前検査プログラムから撤退要望
現在ハワイ州ではセイフ・トラベル・プログラムという形で、日本、アメリカ本土、州内島間の訪問者に対して新型コロナウィルス感染症の事前検査結果が陰性であれば、14日間の自己隔離を免除することになっている。
しかし、カウアイ市長であるデレック・カワカミ氏は、デビッド・イゲ知事に対して12月1日からこのプログラムからの撤退要望を提出したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
これはカウアイ島における感染者数の増加を憂慮した措置で、一時的なものだという。
カウアイ島ではプログラムが開始した10月15日から58件の感染が確認され、27人が訪問者、21人が旅行をした住民、10人が旅行歴のない住民だ。
この一時撤退が知事により承認されれば、ハワイ州住民も含めてカウアイ島を訪れる全ての訪問者が14日間の自己隔離を行わなければならなくなる。(医療従事者など一部を除く)
カワカミ市長は「これは観光客の問題ではない。感染者の半分はカウアイ島に帰宅する住民だ。感染数増加が収まれば、またプログラムに参加する」と述べている。
カワカミ市長は、以前到着後検査プログラムを必須としたいとイゲ知事に承認を求めているがまだ下りていない。
ハワイ州では24日から新しいルールが課せられ、事前検査による陰性結果を提出できなかった場合には、その後に結果が出たとしても14日の自己隔離は必須となっている。
(日刊サン 2020.11.25)
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