【世界のこぼれ話】ビーチでなくした500万円のダイヤモンド指輪 フロリダ州
フロリダ州セント・オーガスティンにあるビーチで今年10月にあった出来事をフォックス・ニュースが伝えている。
ジョセフ・クックさん(37)は、普段から金属探知機を手にビーチを歩き回り、コインなどを拾い集めるのを趣味としていたが、その日発見したのは大きなダイアモンドの指輪だった。
彼はそのときの動画をソーシャルメディアに投稿している。
「これを見てくれよ。今までビーチで見つけた中で一番大きなダイアモンドだ」
クックさんは、指輪をリサイクル店に持っていって売ることはせず、地元の宝石貴金属店に電話して、指輪を失くした人がいないか尋ねて回ったという。
ある店でその指輪を鑑定してもらったところ、プラチナ台に大きなダイアモンドがついたその指輪の価値は4万ドル(約560万円)だと言われた。
「スクーターの中に1週間も置きっぱなしにしていたものだったので、信じられなかった」
それから2週間ほど経って、クックさんの携帯電話に知らない番号から何度か電話がかかってきた。
最初は無視していたが、何度目かに出てみると、指輪の持ち主だったという。
フロリダ州ジャクソンヴィル在住だというその女性とフェイスタイムでビデオ通話をして、本当に本人のものなのか確認し、その後クックさんはその夫婦と会って指輪を返却した。
しかし、クックさんが高価なものを発見したのはこれが初めてではない。
今年、6万ドル(約850万円)もの価値があるものを見つけ、その時も持ち主に返却している。
「いいことをするといいことが起こるんだ。見つけたものを返すと、次にもっといいものが見つかる。指輪を持ち主に返せて良かった」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.22)