【世界のこぼれ話】ルイ・ヴィトン6代目の自宅に泥棒 未発売の貴重なバッグが盗まれる
ブノワ・ルイ・ヴィトン氏のパリにある自宅に賊が侵入し、未発表の貴重なバッグなどが盗まれたとフォックスニュースが伝えている。
パリの中でも7区は、エッフェル塔やナポレオンの墓などがある高級住宅街だ。
盗難があったのは13日深夜から翌日にかけて同氏が留守にしていた間で、まだ発表されていない試作段階にある貴重なバッグや、時計、宝石などが紛失したという。
同氏は、インスタグラムでニューヨークに滞在していることを投稿していた。
警察では、パリの強盗グループが関与しているものと見て捜査している。
ブノア・ルイ・ヴィトン氏は、1892年に亡くなった創業者の6代目にあたる。
パリを拠点とするルイ・ヴィトンは、1987年にモエ・シャンドン社と合併してLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)社となり、高級アクセサリーからワイン、酒類、メディアなどまで幅広く取り扱っている。
現在45歳のブノア氏は、同社のアート、カルチャー、遺産を担当するディレクターを務めており、以前は時計やジュエリーのデザインを担当していた。
ルイ・ヴィトンの商品は高級で特徴があることから、窃盗や贋作のターゲットとなっていることで知られている。
先週には、ワシントン州べレヴューにある店舗に押し入って1万8千ドル分のバッグを盗もうとした強盗が、逃げる際に透明なガラス窓にぶつかって倒れたところを警備員に捕まえられるという事件が起こっている。
この犯人は未成年だったため名前などは公表されていないが、店舗強盗ギャング団の一員と見られている。
4月には、オハイオ州の店に覆面の強盗団が押し入り、10万ドル分の商品を持ち去るという事件も起こっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.21)