ブラックフライデーの大セールや、クリスマスプレゼントのショッピングなど、ホリデーシーズンには窃盗団がこれらの商品を奪い、現金化するために一般家庭を狙うことが多いとして、警察当局は注意を呼びかけているとKHON2が伝えている。
ハワイ警察のリオ・アモン=ウィルキンス警部によると、ホリデーシーズン中、一般家庭では大型家電やデジタル製品などの新製品が増え、現金が出回ることが多いため、窃盗犯に狙われやすいという。同警部は、「犯罪者は標的の家を下調べして、人が出払うのを待つことが多い。また、人々が休暇中は家を空けることも知っている」と語り、窃盗犯が標的となる家庭の行動に注意を払い、計画的に窃盗を行うことを指摘している。
ホノルル警察(HPD)の主要犯罪に関する最新情報によると、ホノルルの中心部である第1区では、強盗が11%増加している。明るい時間帯であっても犯罪の抑止にはならず、HPDの2022年の年次報告書によると、昼間に発生した空き巣は815件であったのに対し、夜間は505件となっている。
ハワイ警察のジャスティン・カバンティング氏は、「家の中の空気を新鮮に保つために、窓を少しだけ開けたままにしている人もいるが、必ず窓に鍵をかけること。窓をしっかり閉め、外出時は玄関に鍵をかけるのを忘れずに」と語っている。
警察当局はまた、防犯カメラシステムの設置や、郵便受けやプランターにスペアキーを隠さないこと、外から見える場所にプレゼントを置かないようにアドバイスしている。こうした対策を怠らないことで、自宅が犯罪者のターゲットになる確率を減らすことができる。カバンティング氏は、「新品のテレビが入っていた空き箱は、ガレージのゴミ箱のそばに置かないように。泥棒に、買ったばかりのものや家に何があるのかを教えているようなものだ」と語る。
また、このホリデーシーズンに商品を宅配便にて購入する際は、玄関ポーチ荒らしに注意することも重要だ。カバンティング氏は、「安全な方法として、郵便局に配達してもらうのも手段のひとつだ。郵便局のポストに黄色いカードが入っているので、それを持って窓口に取りに行く」と説明する。
なお、もし近所で不審な車や行動を見かけたら、911へ通報を。
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