出発前検査プログラムに新ルール
ハワイにやってくる際、出発前72時間以内にハワイ州が認可している医療検査機関で新型コロナウィルス感染症の検査を受け結果が陰性であれば14日間の自己隔離を免除するというプログラムに新しい規制が加えられたとKHONが伝えている。
10月に始まったプログラムでは、検査結果が間に合わずハワイ到着時に陰性結果がなかった場合、陰性結果が手に入るまでの期間自己隔離をする必要があった。
しかし11月24日からは、ハワイ到着時に陰性結果がない場合には、のちに陰性結果が手に入ったとしても14日間の自己隔離が課せられることになった。
デービッド・イゲ知事は会見で、アメリカ本土における感染数の拡大とホリデーシーズンが近づきこれからハワイへの訪問者数が増加することが予想されるためだと述べた。
10月15日のプログラム開始から27万人以上の訪問者がハワイを訪れたが、44人が到着後に陽性結果を受け取ったという。
アメリカ本土での感染者数拡大により、ハワイへの出発前72時間以内にテストを受けてかつ結果を受け取ることが困難な状況で、かつ、今回の新ルールで自己隔離が必須となればハワイへの訪問者数に影響が出ると予想されるが、ハワイの安全を考えれば仕方がないとしている。
ハワイ州は日本との間でも同様のプログラムを行なっているが、このルールは日本からの訪問者にも適用される。
また、ハワイ州はカナダとの間にも出発前検査プログラムを12月中旬に開始する予定だと発表している。
ハワイにとってカナダは日本に次いで二番目に大きなマーケットで、エア・カナダとウェストジェット航空は直行便を運行する予定になっている。
特にマウイ島はカナダ人に人気であるため、ヴィクトリーノ市長は今回の措置を歓迎している。
(日刊サン 2020.11.20)
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