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【世界のこぼれ話】8年ぶりに愛馬と再会 ユタ州

ユタ州在住のシェーン・アダムズさん(40)は、生まれてからずっと馬に親しんで暮らしてきた。

ところが、8年前の2014331日、ソルトレークから2時間ほどの荒野に馬を連れてキャンプに出かけたときに事件が起こった。

深夜、物音が聞こえたのでテントの外を見ると、野生馬の群れが走り回っていた。愛馬モンゴーが綱を引きちぎって野生馬の後を追いかけ始めたため、アダムズさんも追おうとしたが見失ってしまった。

フォックス・ニュースのインタビューでアダムズさんは、「それま1頭だけで遠くに行ったことはなく、すぐに帰ってくると思っていた」と答えている。

しかし、いつまで待ってもモンゴーが戻ってくることはなく、8年の月日が流れた。

その間に、アダムズさんは離婚し、家を失い、交通事故で頭部を負傷するという出来事が起こったが、週末には父親のスコットさんとモンゴーを探して回っていた。

その父親も今年8月に亡くなった。

そして、今年927日、アダムズさんは、ユタ州土地運営局の職員からモンゴーを見つけたというメッセージを受け取ったという。

土地運営局が野生馬の調査をしていた際、1頭だけ明らかに他と体格の違う個体がいた。柵の中に入れた時も他の馬のように逃げようとしたり、抵抗することがなく、人に飼育されていたことがはっきりとわかったという。

モンゴーのことを覚えていた職員が家畜検査員に連絡し、検査官が馬の左肩にある刻印を見つけて、モンゴーだと確認された。

引き取りに行ったアダムズさんのことをモンゴーは覚えていたという。

モンゴーは馬小屋での生活にすっかり慣れ、アダムズさんの2人の子供たちと仲良くなっているという。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.11.17)

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