【ハワイニュース】サンクスギビングのディナー レストランのテイクアウトか自宅で調理か
昨年は新型コロナウィルス感染抑制対策として社会的集まりの人数制限が厳しく、サンクスギビングのディナーに多くの人々が集まることができなかった。
そのために大きなターキーを自宅で調理するよりも、少人数の家族の分だけレストランのテイクアウトを利用する人々が多かったという。
レストランの外にはテイクアウトを受け取るために長い行列ができたほどだった。
モク・ルーツのオーナーであるアレクサ・キャスキーさんは「昨年のサンクスギビングのテイクアウトはいつもの年の2倍も注文があって、信じられないくらいの忙しさでした。今年は十分に準備をして、十分な人員を確保しています」という。
今年は社会的集まりの制限が緩和されているため、多くの人々が集まってサンクスギビングを祝うだろうと予想されているが、物価が上がっているためにいつもより高額な出費となるだろうとKHONが伝えている。
米国農務省の発表によると、今年冷凍ターキーの価格は昨年よりおよそ20%値上がりしており、ターキーの中に詰めるスタッフィングからスイートポテトに至るまであらゆる品々の値段も上がっている。
ハワイ小売協会のティーナ・ヤマキ氏は「輸送の遅れでハワイにおけるターキーの在庫も限られています。以前はレストランがテイクアウト用に500羽を購入するというような感じでしたが、今年は非常に慎重になっています」と述べている。
レストラン側もテイクアウトの事前予約を推奨している。
「メインのターキーに付け合わせるサイドにこれがどうしても欲しいというような注文がある場合には、必ず事前に連絡を入れて予約をして欲しい」ということだ。
また、サンクスギビング当日にレストランでの食事を考えている人は、予約を急いだほうが良さそうだ。
サンクスギビングのコースメニューを提供するレストランも多いが、多くの予約がすでに入っているという。
ティキズ・グリルのマイケル・ミラー氏は「今年も昨年同様に満席を予想しています。需要が多いのですが、まだ予約を受け付けています」と述べている。
「店側にとっても最近の物価上昇で原価が上がっていますが、ティキズでは、サンクスギビングのディナー価格は昨年のままです。ライブの音楽演奏とオーシャンビューもあって、素晴らしいホリデーとなると思います」
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.15)
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